面接時にコミュニケーションスキルをアピールするための具体的な方法とは！？

就職活動における面接では、面接官へ自身をアピールし、魅力に感じてもらわなければいけません。

企業側からすれば、少しでも能力が高く実績がある人材を採用したいため、アピールできる内容が濃ければ濃いほど有利になります。

しかし、いかにアピールできる内容があろうと、伝え方1つで相手へ与える印象が大きく変わり、抜きんでた能力がある人でも伝え方が悪ければ不採用になりかねません。

また、企業の中には現段階のスキルや実績よりも、いかに人と上手く付き合えるかのコミュニケーションスキルを重視する企業もあります。

そこで今回は、面接の際にコミュニケーションスキルをアピールするための具体的な方法について、詳しく解説していきます。

コミュニケーションスキルのアピールが苦手という方は、ぜひ参考にしてみてください。

面接時にコミュニケーションスキルをアピールする重要性とは

面接の際にコミュニケーションスキルをアピールすべき主な理由は、社会人にはコミュニケーションスキルが欠かせない能力だからです。

社会に出て仕事をする際には、ほとんどの確率で社内や社外の人とコミュニケーションを取り、連携しながら仕事を進めなければいけません。

もし高い技術があったとしても、周りの人と上手くコミュニケーションを取れなければ職場に馴染めず、居心地の悪さを感じてしまいます。

対して技術が低くてもコミュニケーションスキルが高い人は、周りの人が率先してコミュニケーションを取ってくれたり指導をしてくれたりします。入社時点では高い能力を持っていなくても、月日が経つごとに能力が身に付いていき、将来的に会社内で欠かせない存在になる確率が高いのです。

そのため、コミュニケーションスキルが高い人材は、その将来性を見込まれて採用率が高くなりやすい傾向にあります。

面接でコミュニケーションスキルをアピールする具体的な方法とは

面接の際にコミュニケーションスキルをアピールするのが重要と言えど、適切なアピール方法を把握していなければアピールできません。

そこで、面接の際には以下のような点に注意してコミュニケーションスキルをアピールしましょう。

ハキハキと話をする

相手と有効なコミュニケーションを取るには、自身の意見や考え方を分かりやすく発言しなければいけません。ハキハキと物事を話すことで、相手側は聞き取りやすくなり、話の内容が頭の中に入りやすくなります。

適切な表情を意識する

コミュニケーションは相手言葉だけでなく、表情や視線でも可能であり、話をしている時や相手の話を聞く際の表情1つで相手が受け取る印象が異なります。

たとえば、真剣な話をしている際に笑顔で話をしてしまうと「その場の空気を読めなそう」や「知らないうちに相手を不快にさせそう」といった印象を与えてしまい、採用率が下がりかねません。

特に面接の際は緊張のあまり表情が出にくくなりやすいため、本番では意識を強めましょう。

相づちやリアクションを大きく取る

面接では自分が上手く話さないと採用をしてもらえないと思いがちですが、コミュニケーションスキルの高さは自分が話をする時だけでなく、相手の話を聞いている時にもアピールできます。

むしろ、コミュニケーションスキルが高い人材は、話をしている相手を気持ち良く話ができるように聞き方が上手なパターンが多いです。

そのため、面接の時は面接官が話をしている時や質問をされた時の相づちやリアクションを大きめに取る意識をしましょう。

相手の意見を否定しない

人は話をしている際に自分の意見や考えを否定されると不快に感じます。たとえ面接官が自身の考えや意見と履き違ったとらえ方をしていても、否定をするのはNGです。

もし相手が自分の言っている意味と違った捉え方をしている場合は「私の伝え方が悪くて申し訳ありません」というように、自分の方にミスがあったと伝えるようにしましょう。

声のトーンを意識する

同じ内容を伝えるにしても、声のトーンや抑揚によって相手に与える印象はかなり差が出てしまいます。いかに良いことを話していても、ロボットのように一定のトーンで話してしまうと相手には魅力が伝わりません。

特に強調したいポイントやアピールしたいポイントの時は、少し声を大きくしたりトーンを上げたりして話の抑揚をつけるようにしましょう。

面接時にコミュニケーションスキルをアピールできない就活生の特徴

面接でコミュニケーションスキルをアピールできず、不採用になってしまう就活生もいます。

主な特徴は以下の通りです。

自分本位で話をする

面接は自身のアピールをする場でもあるため、自分のことについて話をするのは間違いではありません。しかし、自分本位の話ばかりしてしまうと逆効果になってしまいます。

たとえば、相手が求めている回答をしなかったり、過去のエピソードについて話す際に自分目線での話しかしなかったりするパターンです。

自分本位の話ばかりになってしまうと、周りへの配慮が無かったり、自己中心的な人物と思われたりする可能性があるため、注意しましょう。

緊張によっていつも通りの話し方ができていない

面接の際は、誰もが少なからずの緊張をするため、いつも通り話ができないほうが多いです。しかし、極度の緊張によってまともに話ができない場合、自身のアピールができなかったり面接官へ不安を与えたりしてしまいます。

少しでも本番の時に緊張を和らげられるように、事前に何度も練習をしておきましょう。

周りの意見を否定するような発言をする

コミュニケーションスキルが高い人は、自分の意見だけでなく常に相手や周りの意見も共感して受け入れられます。その点、自分の考えが正しく、周りの意見は間違っているなど否定をするような発言はNGです。

社会に出て仕事をする上では、必ずと言っていいほど自分とは違った考え方や価値観を持った人と仕事を共にする機会があります。そんな時に周りの意見を否定してしまう人は、将来的にトラブルを起こすだろうと思われかねません。

話が上手いだけが高いコミュニケーションスキルではない

今回は、就職活動の面接でコミュニケーションスキルの高さをアピールすべき理由を踏まえ、面接時に的確に伝える方法について紹介しました。

「コミュニケーションスキルの高さ＝流暢に話ができる」と思われがちですが、実はコミュニケーションスキルが高い方は「聞き上手」であることの方が多いです。

面接時に自信を持って話をするのも重要ですが、まずは周りの意見を広く受けとめ、その上で適切な意見ができる人材だとアピールできるように意識しましょう。