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内定獲得後も要注意!?企業側から新卒社員の内定取り消しが認められるケースとは
就職活動は企業の選考を受けて内々定を獲得し、正式に企業から内定の通知を受けて初めて入社が可能になります。
基本的に企業が内定を取り消すことはありませんが、中には「内定が取り消される可能性がある」といった話を聞いたことがある方もいるでしょう。
この記事では、そもそも内定は企業側から取り返しができるのかという点を踏まえ、内定の取り消しが認められるケースの例について紹介します。
就職活動をトラブルなく終わらせたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
企業側から新卒社員の内定を取り消しはできる?
「そもそも企業から新卒社員の内定を取り消しはできるの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。
結論から言うと、基本的に企業側から新卒社員の内定を取り消すことは違法とされています。
そのため、企業が一方的に新卒社員の内定を取り消すことは大きなリスクが伴うのです。しかし、ケースによっては企業側から新卒社員の内定取り消しが認められることもあるため、就活生は内定を獲得したからといって油断はできません。
企業側から新卒社員の内定取り消しが認められるケースとは
就職活動を無事に終わらせるには、企業から内定取り消しをされないようにしなければいけません。しかし、企業から内定を取り消されるのは異例であり、何をどう注意すべきか分からないという方もいるでしょう。
企業側から内定を取り消される主な要因は、以下のようなことが挙げられます。
卒業できない
入社予定の就活生は必ずしも学校を卒業できるわけではなく、卒業できなくなってしまうこともあります。
企業側が就活生に内定を出すのは卒業を前提としているため、卒業できなければ当初の話とは違ってしまうため、内定の取り消しが成立してしまうのです。
事故や病気で就業ができない
就活生が企業から正式に内定を獲得するのは最短でも10月ほどであり、4月の入社までは約半年ほどあります。
内定を獲得してから入社までの期間に就活生が事故に巻き込まれたり、病気に伴い入院が必要になったりする可能性もゼロではありません。
「事故や病気であればしょうがないだろう」と思う方もいるでしょうが、入社前の社員が就業すらできない状態では人件コストが無駄になってしまいます。
また、内定は入社予定日から就業ができる前提で契約を交わすため、どんな理由であろうと就業できなくなってしまうと内定が取り消される可能性は高いです。
経歴詐称が発覚した
就職活動では企業の選考を受けるために履歴書の提出が求められ、自身の学歴を記載しなければいけません。
企業の選考は学歴が高ければ高いほど通過率が高くなりやすいため、学歴が高く無い方はコンプレックスになりやすいでしょう。しかし、いかに選考を有利に進めるためとはいえ、履歴書の学歴を詐称してしまうと犯罪になりかねません。
また、企業に報告している内容に相違があるため、内定の取り消しが認められます。
犯罪を犯した
就活生が入社までの期間に犯罪を犯して長期で逮捕されてしまった場合、物理的に就業が難しくなります。また、たとえ逮捕されなかったとしても、一般的な倫理観が欠けているという点から企業が内定を取り消すことは可能です。
個人の逮捕歴は個人情報にあたるため、企業側が就活生の逮捕歴を調べることはできません。しかし、何かしらの理由で情報が漏れることもあるため注意が必要です。
企業側の業績悪化
企業側から就活生の内定取り消しが認められないのは、不当な理由によるものであり、正当かつやむを得ない場合は例外です。
主な例は企業の業績不振であり、企業側の業績悪化により人件費の支払いが難しくなることで内定を取り消されるという可能性もあります。
そのため、入社する企業を選ぶ際は面接の雰囲気や理念だけで決めるのではなく、今後長く安定していけるのかという点も考慮すると良いでしょう。
新入社員のSNSが炎上した
昨今では個人がSNSで発信する誹謗中傷や発言が炎上し、大きな社会問題としてメディアに取り上げられるケースも少なくありません。
個人の名前が悪い意味で広まってしまうと、雇用する企業側のイメージダウンにつながる可能性もあり、業績にも大きく影響してしまう恐れがあることで、内定の取り消しが認められる可能性は高いです。
そのため、たとえ匿名のSNSであろうと発言には細心の注意を払い、後先考えないような行動や言動は控えましょう。
内定獲得がゴールではないことを認識しよう
就職活動において企業側から内定を取り消される可能性はゼロではなく、せっかく獲得した内定を取り消されてしまうとこれまでの時間や苦労が全て水の泡になってしまいます。
就職活動は企業から内定を獲得することがゴールだと考えてしまうと、内定を獲得してから油断に繋がりかねません。
そのため、就職活動は企業から内定を獲得し、無事に入社して長期就業ができて初めて成功だという認識を持ちましょう。