面接官は何を見ている?面接でマイナスな印象を与える要因とは?

女性面接官

就職活動における面接では、少しでも面接官に好印象を与えて内定を獲得できる確率を高めたいところです。しかし、いかに好印象を与える行動や言動をしても、マイナスな印象を与えてしまえば元も子もありません。

そのため、事前にマイナスな印象を与えてしまうポイントは押さえておく必要があります。

この記事では、面接の際に面接官が見ているポイントやマイナスな印象を与える要因について紹介します。

少しでも面接でマイナスな印象を与えたくないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

面接官が面接で見ているポイントとは

まずは、面接において面接官はどのようなポイントを見ているのかについて紹介します。

面接で選考を通過するためには、少しでも好印象を与えなければいけないと思われがちですが、実はマイナスな印象を与えない方が重要とも言えます。

面接官が面接において見ているポイントは、主に以下の通りです。

人間性

企業が新卒採用をする際には即戦力よりも、将来的に活躍できる人材の採用を目的としていることが多いです。

そのため、現段階でのスキルや経験、知識ではなく、根本の人間性の部分が求められます。

人間性とは主に「真面目さ」「素直さ」「誠実性」などであり、人間性の面で魅力に感じてもらうことで採用を獲得しやすくなるのです。

基本的なビジネスマナー

社会人として就業するには、基本的なビジネスマナーが欠かせません。

就職活動は就活生にとってのビジネスシーンであり、たとえ今までビジネスシーンでの経験が無くても自身で分からない点は調べておき、最低限のマナーは身に付けておく必要があります。

面接におけるビジネスマナーとは、面接官との会話のやり取りだけでなく「面接部屋に入退出」「椅子の座り方」などの細かな部分も見られているため、細心の注意を払いましょう。

話しの一貫性

面接では自己PRや志望動機、学生時代に頑張ったことなどさまざまなアピールをしますが、話に一貫性がなければかえって逆効果です。

特にアピールを強めようとする場合、複数の項目で魅力を伝えようとしてしまいますが、あれもこれも話してしまうと話の一貫性が無くなりかねません。

そのため、複数の項目でアピールをするよりも、話に一貫性を持たせて1つの項目で根深いアピールを意識しましょう。

考え方や価値観

企業が求めている人材とは、ただ能力やスキルが高い人材というわけではなく、自社にマッチしている人材です。

自社の考えや価値観とマッチしている人材であればあるほど、入社してから仕事の覚えが早く、将来的な戦力になりやすい傾向にあります。

そのため、過去のエピソードなどを通してどのように感じ、どのような行動を取ったのかなどを重視している面接官が多いです。

面接官にマイナスな印象を与えてしまう要因とは

厳しい目をする面接官

面接ではさまざまな要因で面接官にマイナスな印象を与えてしまい、不採用になりかねません。

少しでもマイナスな印象を与えないためには、事前に主な要因を把握しておく必要があります。

面接でマイナスな印象を与える主な要因は以下の通りです。

身だしなみが悪い

身だしなみはビジネスマナー以前であり、基本的なモラルにあたります。

身だしなみが悪いと面接官に思われた場合、ほとんどの確率で不採用になってしまうため、事前に確認しておきましょう。

態度が悪い

面接では会話の内容だけでなく、話をしている時の態度や所作も見られています。

どんなに話の内容が魅力的だとしても、話をしている中で腕や脚を組んだり、相手の目を見て話しをしなかったりといった態度が悪い場合はマイナスな印象の方が強くなってしまいます。

特に面接官と話が弾んだ場合、気の緩みから緊張感が途切れて態度に出てしまう可能性があるため、注意しましょう。

質問に対する回答がずれている

面接ではコミュニケーション力が試されており、しっかりと会話のキャッチボールができるかは印象に大きな印象を与えます。

特に質問に対する回答がずれてしまうと、適切なコミュニケーションが取れないと思われかねないため注意が必要です。

質問に対する回答の内容が薄い

面接ではただ面接官の質問に解答すれば良いというわけではなく、面接官が欲している回答をしなければいけません。

そのため、質問に対する回答があまりにも薄かったり抽象的だったりした場合、マイナスな印象を与えかねません。また、面接でよく聞かれる「志望動機」「自己PR」などの回答も薄い場合は、事前の面接対策をしていないと思われる可能性があるため、基本的な質問の対策は万全にしておきましょう。

考え方がネガティブ

ネガティブな思考や発言は周りにも悪い影響を与えてしまうため、企業からすればできるだけネガティブな人材は採用したくないところです。

もし面接の最中にネガティブな思考や発言をした場合、マイナスな印象を与えかねないため、言い回しや言葉選びには細心の注意を払いましょう。

面接官側の立場に立って言動や行動を配慮しよう

今回は面接において面接官がどのようなポイントを見ているのか、どのような要因でマイナスな印象を与えるのかについて紹介しました。

面接でマイナスな印象を与えずに採用をもらいやすくするためには、自身が面接官だとした場合にどのような人材を採用したいかを考えたうえでの言動や行動が必要です。

また、事前にマイナスな印象を与える要素を把握し、できる限りの万全の対策をしておきましょう。