書類選考はここをチェック！採用担当が見るべきポイントとは

新卒採用の際には、中途採用に比べて応募数が多くなりやすいです。すべての応募に対応していては、人事採用の担当者が回らなくなってしまいます。そのため、事前にある程度の人数に絞るために書類選考を導入している企業がほとんどです。

そこで本記事では、新卒採用における書類選考の注意点を踏まえ、採用担当が見るべきポイントについて解説していきます。

企業の新卒採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

新卒の採用担当が書類選考でチェックすべきポイントとは

書類選考は事前にある程度の応募者を減らし、優秀な人材を厳選するために行うものです。そのため、根拠もなく落としてしまうと、優秀な人材の採用の機会損失につながってしまいます。

採用担当が書類選考でチェックすべきポイントは以下の通りです。

丁寧に文字が書かれているか

昨今では、インターネット上で作成できる履歴書がありますが、書面の履歴書を活用している就活生も多いです。書面の履歴書の場合、経歴や志望動機を記載するために多くの文字を書かなければいけません。

就活生は一つの企業だけ選考を受けるわけではなく、複数の選考を受けているため履歴書も複数必要になります。履歴書を何枚も作成していると文字が雑になってしまうケースがあるため、自社に提出された履歴書の文字を確認することで応募意欲が測れるのです。

正しい書式で記載しているか

履歴書は一部、記載方法が定められている箇所があります。就活生のなかには正しい書き方がわからないという方も多いですが、自身で調べてから記入することはできるでしょう。

もし誤った書き方のまま提出している際は、事前に正しいやり方を調べなかったり作成後のチェックを怠っていたりしている可能性が高いです。そのような方は入社後にも同じようなミスをし兼ねないため、注意が必要です。

志望動機

履歴書でチェックすべき代表的なポイントが志望動機です。「なぜこの業界を志望したのか」ではなく、同業他社があるなかで「なぜ自社を志望したのか」という明確な理由が重要です。

より自社であるべき理由が明確な場合、入社意欲が高い就活生だといえるでしょう。

書類選考で注意すべき点とは

より効果的な選考を行うには、書類選考では以下のような点に注意するといいでしょう。

書類選考で落としすぎない

書類選考の目的は、ある程度の応募者数に絞ることですが、あまりにも応募者を落としすぎてしまうのは注意が必要です。

就活生は複数社の選考を受けているため、内定を出したとしても必ず入社してくれるとは限りません。そのため、種類選考の段階で人数を減らしすぎてしまうと、入社してくれる母数が減ってしまうため、目的としている入社人数に届かないというケースが起こりかねないのです。

完璧な答えを求めない

先述したように、書類選考において志望動機は重要な選考基準です。就活生のなかには履歴書の記入に慣れていないケースや、文章にまとめるケースが苦手な方もいます。

そのため、履歴書の志望動機だけですべてを判断してしまうと、対面での高いコミュニケーションスキルを持つ優秀な人材を誤って落としかねないのです。

評価基準を社内で共有する

就活生の採用において「担当者によって採用基準が変わってしまう」というケースは避けなければいけません。担当者ごとに基準を変えてしまうと、ミスマッチが起こりやすく、入社後の早期退職につながりやすくなってしまうのです。

明確な基準を設けて効率的な書類選考を

今回は、新卒採用における書類選考について、書類選考でチェックすべきポイントや注意点について解説しました。

書類選考は人材採用において必要不可欠であり、的確な選考を行うことで効率的な人材採用が可能となります。

企業ごとに求める人物像や能力が異なるため、自社で求めている人材獲得に向けて、明確なチェック基準を社内で共有するといいでしょう。