就活生とのミスマッチ削減！？カジュアル面談を導入するメリットとは

昨今では、就活生を採用するための選考において、カジュアル面談を導入している企業が増えています。しかし、カジュアル面談を行うには。就活生と企業、双方の時間を割かなければいけないため、人的コストが必要です。

そこで本記事では、就活生を採用する際にカジュアル面談を導入するメリットについて、詳しく解説していきます。

カジュアル面談とは

カジュアル面談とは、選考を目的とせず、企業と就活生がお互いの認識や理解を深めるために行う面談のことです。

面接は選考において合否に影響するため、就活生も気軽に質問ができないケースが多いでしょう。そのため、カジュアル面談では選考を目的とせず、就活生が気軽に質問ができる場を作らなければいけません。

また、カジュアル面談は現場のリアルな情報を伝えるために、基本的に人事部ではなく、配属先の現場で働いている先輩社員や管理者が行った方がいいでしょう。

カジュアル面談を行うメリットとは

企業が就活採用においてカジュアル面談を行う主なメリットは以下の通りです。

就活生に魅力を伝えられる

就活生は企業に応募する前に企業について調べたり、面接を通して理解を深めたりしていきます。しかし、面接では緊張や選考への影響を気にしすぎるあまり、自身が気になっていることも質問できていないケースも多いです。

また、面接は30分から1時間という短い時間であるため、企業の魅力が伝えきません。そのため、カジュアル面談を行うことで、企業の魅力や入社後のビジョンについて詳細に伝えられるようになるのです。

入社後のミスマッチを減らせる

就活生の人材採用において最も回避しなければいけないのが、入社後の早期退職です。

一人の人材を採用するためには多額の費用や人的コストが発生します。そのため、せっかく入社してもらった人材が早期で退職してしまうと、それまでのコストが無駄になってしまうのです。

早期退職の主な理由は、入社前と入社後で大きなギャップが生じてしまうことが挙げられます。そのため、カジュアル面談を行い、事前に双方の認識や魅力を確認することで早期退職の防止につながります。

入社意欲を高められる

カジュアル面談は企業側のメリットだけでなく、就活生にも大きなメリットが生じます。

就活生は選考を進めていくなかでさまざまな不安や疑問が生じるため、なかなか入社する企業を決められないという方もいます。

その点、カジュアル面談によって就活生が抱えている不安や疑問を解消することで、入社意欲を高められるのです。

カジュアル面談の注意点とは

カジュアル面談はさまざまなメリットがありますが、実施するうえでいくつかの注意点もあります。

主な注意点は以下の通りです。

良いことだけ伝えない

カジュアル面談は就活生が気軽に質問できる場であり、企業への入社意欲を高めやすい場でもあります。そのため、できるだけ多く魅力を伝えた方が効果的です。

しかし、カジュアル面談の際に良いことばかりを伝えて入社してもらったとしても、入社時の期待値とのギャップによって早期退職につながりやすくなってしまいます。

そのため、カジュアル面談では良いことを伝えつつ、懸念されるポイントも事前に伝えておくべきでしょう。

実施する意味を就活生に伝えておく

就活生のなかはカジュアル面談の存在を知らない方もいます。

いきなりカジュアル面談を行ってしまうと「内定を出してもらえるほど評価が高くないのかもしれない」という不安を感じてしまうでしょう。

そのため、カジュアル面談を行う際は、必ず就活生にカジュアル面談の説明と実施する意味合いを説明しておく必要があるのです。

カジュアル面談で定着率のある人材採用を

今回は、就活生の人材採用におけるカジュアル面談について解説しました。

カジュアル面談は企業側だけでなく、就活生にとっても大きなメリットがあり、適切に行うことで双方にとって有意義な時間となります。また、人材採用ではただ入社してもらうだけでなく、入社後にも長く活躍できる人材の獲得が重要です。

就活生を採用後、早期退職が多い企業の採用担当の方は、ぜひ一度カジュアル面談を導入してみてはいかがでしょうか。