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ニーズを知ろう!就活生が特に気にしている福利厚生とは
就活生は、就職活動を通して自身の入社したい企業を選びます。しかし、企業は数多くあるため、特定の条件で企業を絞る方がほとんどです。
そのなかでも「福利厚生」は特に重要視されています。
そこで本記事では、就活生が企業に求める福利厚生のなかでも、特に見られる福利厚生の条件に付いて解説していきます。
企業の採用担当の方はぜひ参考にしてみてください。
就活生が福利厚生を求める理由とは
そもそも就活生はなぜ企業選びの際に福利厚生を基準にするのか、主な理由を紹介します。
金銭的負担の軽減
就活生は、入社後に職場環境や業務内容などに対してさまざまな不安を抱えていますが、そのほかにも金銭的な不安も抱えています。
特に新卒社員の場合、既存社員に比べて給与が低く、就業して一年以内には賞与が支給されない企業も多いです。その点、福利厚生の手当であれば毎月支給されるため、金銭的負担の軽減だけでなく、精神的な安心感にもつながるのです。
長期就業できる環境
福利厚生が充実していればいるほど従業員が働きやすい環境が整っており、従業員が長期で就業していても苦にはなりにくいです。特に新卒社員の場合、入社してからすぐに転職のことを考えている方は少なく、長期での就業に向けて意欲が高まっています。
そのため、福利厚生が充実しており、人生プランに合わせて長期就業がしやすい環境を求めているのです。
就活生が特に求める福利厚生とは
続いては、就活生が企業を選ぶ際の基準について解説していきます。福利厚生のなかでも特に就活生が求めている項目については、マイナビが公表している以下のアンケート結果を参考に解説していきます。
(引用:マイナビ「2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 8月 の 活 動 状 況」)
家賃補助
就活生のなかには新社会人生活に向けて一人暮らしを始める方も多いです。しかし、新卒社員の場合、金銭的な不安もあるなかで家賃を支払うのは大きな出費となってしまいます。
特に勤務地が都心部にあり、近くに住もうとすると家賃の金額は高くなってしまうため、就活生にとって家賃補助は非常に重要な要素といえるでしょう。
社宅・社員寮
家賃補助と同様に就活生の住居に関する福利厚生であり、会社が保有している住宅や寮に従業員が住める制度です。
社宅や社員寮は自身で賃貸物件に住むよりも毎月の費用が安いという点が就活生にとっても大きなメリットでしょう。特に社宅地方に住んでいる就活生が都心部の企業に入社を希望する際には、福利厚生に社宅や社員寮が含まれていることで大きなアピールポイントになります。
通勤交通費
就活生のなかには入社後にも実家から職場に通う方もいます。自宅が職場から離れている際は交通費で10,000円から20,000円ほどかかってしまうこともあるでしょう。しかし、なかには交通費が全額支給されず、上限が定められている企業もあります。
そのため、就活生は極力自身の負担がないように、自身が通勤でかかる分の交通費を支給してくれる企業を探しているのです。
企業が福利厚生を充実させるメリットとは
福利厚生は就活生にとって大きなメリットになりますが、企業にとってもメリットとなります。その主な理由は以下の通りです。
就活生からの応募が来やすくなる
先述したように、就活生は企業選ぶ際に福利厚生を基準の一つとしています。福利厚生を充実させることで就活生へのアピールになり、応募数が来やすくなるのです。
従業員の定着率アップにつながる
福利厚生を充実させることは、就活生だけでなく既存の従業員にとってもメリットとなります。
従業員が長く働くにつれて「結婚」や「出産」などライフイベントが起こるため、ライフスタイルに変化が生じます。そんなとき「扶養手当」や「結婚祝い金」などの福利厚生が充実していることで、従業員の定着率向上にも繋がるのです。
福利厚生は採用活動において重要な要素
今回は、就活生が企業選びの際に福利厚生を基準にする主な理由を踏まえ、特に重要視されている福利厚生について解説してきました。
企業が福利厚生を充実させることでさまざまなメリットがあり、新卒採用にも大きな影響を与えます。福利厚生は従業員のための精度であるため、ニーズを知ることが重要です。
就活生の採用や従業員の定着率でお困りの際は、一度、福利厚生の内容を見直してみてはいかがでしょうか。