優秀な人材を採用するコツとは?優秀な人材の特徴や面接で見分ける方法とは
新卒採用の貴重な第一印象!会社説明会では就活生に対して何を伝えればいいの?
新卒採用における会社説明会は、企業と就活生が初めて接点を持つ貴重な場です。
中には会社説明会の印象で選考に進むか、進まないかを決める就活生がいるため、新卒採用においては欠かせません。
今回は、新卒採用における会社説明会でどのような内容を発信すべきかをはじめ、注意点について紹介します。
企業の採用担当の方はぜひ参考にしてみてください。
説明会の目的とは
新卒採用において、採用か不採用かを決めるのは適性テストや面接などであり、説明会では選考を行いません。
そのうえで会社説明会を行う目的は、入社後のミスマッチ防止です。
新卒採用におけるゴールは「就活生を採用すること」と思われがちですが、入社後に新卒社員が会社の雰囲気や方針に合わず、早期退職してしまっては採用した意味がありません。入社後、自社にマッチして長期で活躍してこそ採用の意味があり、正しいゴールと言えるでしょう。
万が一、新卒社員が入社前と入社後に悪いギャップを感じてしまいうと、早期対処に繋がりやすくなってしまいます。
そのため、入社前に会社説明会を行い、入社前と入社後のギャップやミスマッチを苦言する必要があるのです。
説明会で発信した方が良い内容とは
続いては、新卒採用における会社説明会ではどのような内容を発信した方が良いのか、紹介します。
会社の理念や方針
入社後のミスマッチに感じやすいポイントは、会社の理念や方針が主に挙げられます。
新卒社員が長期で就業するには、仕事内容や職場の雰囲気、将来目指しているビジョンへの共感が必要不可欠です。
会社が掲げている理念と従業員の性格がマッチしない場合、従業員が働きにくさを感じてしまうため、長期で活躍する社員を採用するためには自社の理念や方針を事前に擦り合わせる必要があります。
先輩社員の声やキャリア
新卒社員が入社までに企業に関する情報を収集するためには、掲載されている求人や周りの口コミしかありません。
そんな時、実際に入社して就業している従業員や先輩社員の声は貴重な情報源です。
また、既存社員が入社後にどのようなキャリアを積んでいるのかは、就活生が入社後の自分をイメージしやすいため、入社後2年目、5年目、10年目など、幅広い社員の声を掲載すると良いでしょう。
職場の雰囲気
就活生は、就職活動を通して初めて社会に出ようとしているため、さまざまな不安を抱えています。
特に、入社後に職場の環境に慣れるのか、先輩や上司と上手く人間関係を構築できるのかといった不安が大きいでしょう。
そのため、会社説明会では実際に働いている従業員の様子を見学したり、事前に用意した動画で閲覧してもらったりして、就活生が職場で働くイメージを付けやすくしてあげることをおすすめします。
実際の業務内容
業務内容はほとんどの企業が求人情報に掲載していますが、大まかな内容しか書かれていません。そのため、就活生のほとんどは明確なイメージが付いていないケースがほとんどでしょう。
新卒社員は会社の雰囲気や理念以外にも、業務内容のギャップによって早期退職するケースがあります。
事前に想定していた業務内容とギャップが生じることで、自身が長期就業することは困難だと感じ、退職しかねません。そのため、会社説明会の時点で、実際にどのような業務を行うのか説明することで、入社前後でのギャップを削減できるのです。
説明会で注意すべきポイントとは
会社説明会では、発信すべき内容のほかにもいくつかの注意点があり、主な例は以下のようなことが挙げられます。
資料や事前準備は確認しておく
説明会は自社に関する情報を発信できるだけでなく、社内の雰囲気や採用活動への力の入れ具合が図れます。
説明会で使用する資料の内容が雑であったり、誤字脱字が多かったりすると就活生からの印象が悪くなってしまい、応募数が減りかねないため、事前準備は抜け目なく行いましょう。
公式サイトや資料を見れば分かるような内容だけを説明しない
説明会では、作成した資料や公式サイトに掲載されているような内容を読むだけの場合、就活生からの印象が悪くなってしまいます。
就活生は他の企業の選考を受けずに説明会に参加してくれるため、自身で調べても分からないような内容を求めているのです。そのため、自身で調べれば分かるような公式サイトの内容や資料を受け取って自身で読めば分かるような内容だけでは、説明会に参加後の満足度が低くなってしまい、選考に進まなくなってしまいます。
既存社員の対応や態度
就活生は説明会に参加した時にさまざまな点を見ており、説明会の内容だけでなく、既存社員の対応や態度を見ているケースが多いです。
いかに説明会で有益な情報を発信したとしても、既存社員の態度が悪かったり雑な対応をされたりした場合、企業としての信頼度が低くなり、応募に繋がらなくなってしまいます。
しかし、説明会の時だけ上手く見せようとしても、どこかしらでボロが出てしまうため、日頃から従業員の態度や対応には注意しておきましょう。
就活生が求めている内容を発信する
説明会では、自社が発信したい情報を発信する企業がありますが、説明会の目的はあくまで「就活生に有益な情報を与えること」です。
いかに自社が発信したい情報を発信しても就活生にとっては不利益なケースがあります。そのため、説明会の事前準備をする際には、必ず前もって「就活生はどのような情報を欲しているのか」を把握し、就活生が求めている情報発信を心がけましょう。
優秀な人材を採用するためには説明会の質を上げよう
今回は、新卒採用における会社説明会で発信すべき情報や注意点について紹介しました。
会社説明会は、新卒社員との最初のコンタクトを取る場であり、説明会の印象や出来が新卒採用の質に影響するといっても過言ではありません。
また、説明会から選考に進む就活生が少ない場合、何かしら説明会に問題がある可能性があります。
そのため、新卒採用が上手くいかない企業は、1度説明会の内容を見直してみると良いでしょう。