優秀な人材を採用するコツとは?優秀な人材の特徴や面接で見分ける方法とは

見極める面接官

企業が新卒採用をする際には即戦力ではなく、将来の戦力として採用することが多いですが、少しでも優秀な人材を採用したいところです。しかし、書類選考や面接で優秀な人材を見分けるのは容易ではありません。

この記事では新卒採用における優秀な人材とは何かという点を踏まえ、優秀な人材の特徴や見分けるコツについて紹介します。

少しでも自社が欲している人材を採用したいという採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

優秀な人材の定義とは?

「そもそも優秀な人材ってどんな人?」と思う方もいるでしょう。

企業ごとに求めている人物像が違うため、優秀な人材の定義は企業によって異なりますが、入社してから活躍できる人材のことを優秀な人材と言えます。

就職活動では学歴が高ければ高いほど優秀だと思われがちですが、学歴が高くても社会に出て活躍しきれない方も多いため、学歴が高ければ優秀というわけではありません。

優秀な人材の特徴とは

ガッツポーズをする男性

新卒採用をする際には闇雲に採用をするのではなく、優秀か否かを見極めなければいけません。

優秀な人材の特徴はさまざまありますが、今回は中でも主な特徴について紹介します。

選考において優秀な人材かを判断基準として、以下のようなことを参考にしてみてください。

明確な目標を持っている

入社してどうなりたいのか、将来的にどのような人材になりたいのかなど、目標を持っている社員とそうでない社員では、入社してからの行動力や成長スピードに大きな差が生じます。

しかし、いかに目標を持っていたとしても、あまりにも抽象的では意味がありません。

優秀な人材ほど、より具体的な目標を持っており、なぜその目標を達成したいのかという理由が明確なことが多いです。

環境に依存しない

人が成長するには適切な環境に身を置くことも大事ですが、環境にだけ頼っていては優秀な人材にはなれません。

中には決して恵まれているとは言えない環境にいたとしても、自身の努力や工夫で成長する人もいます。

そのため、環境に依存せず、自身の力で成長していきたいという意欲が高い人材であるほど優秀な可能性が高いです。

変化することに抵抗がない

人が成長するには、現在の自分を変えてでも新たなことに調整する必要がありますが、中には現在から変化を起こすことに抵抗がある人もいます。

優秀な人材ほど今の自分を変えることに抵抗が無く、新しいことにでも積極的に挑戦する人が多いです。

能動的で自立している

新卒社員の場合、社会人が未経験のため入社後の研修や既存の先輩社員から学んだことをそのまま実行した方が、成長しやすかったり成果が出やすかったりします。しかし、ただ言われていることを取り組むだけでは大した成長はできません。

対して自身で考えて能動的に行動できる人材は、受動的な人材に比べて教えてもらったこと1つで吸収できる幅が広いだけじゃなく、多くの経験を積みやすいです。

そのため、周りの人材よりも成長スピードが早く、優秀な人材になりやすい傾向にあります。

コミュニケーション力が高い

コミュニケーション能力は社会人にとって欠かせない能力です。

どれだけ技術的なスキルが高くても、周りの人と協力する仕事においてはコミュニケーション能力が低いのは致命的になりかねません。

対して技術的な能力が低くても、コミュニケーション能力が高ければ周りの人と上手く連携を取り、仕事で成果を出せることがあります。

そのため、優秀かどうかを見極めるには、コミュニケーション能力がを優先するのもおすすめです。

面接で優秀な人材を見分ける方法とは

新卒採用では就活生の採否を決めるための面接は欠かせず、面接で優秀かどうかを見極める必要があります。

面接で優秀な人材を見極めるには、以下のような方法がおすすめです。

将来のビジョンや具体的な理由を聞く

優秀な人材ほど明確な目標や将来のビジョンをかかげているため、面接において質問は必須といえるでしょう。

そのため、自身がどうなりたいのか、なぜそのようになりたいのかといった具体的な理由を聞くことで、就活生がどれだけ今後のことを真剣に考えられる人材なのかを判断できます。

入社してから同期に差をつけるためにどうするのかを聞く

複数人の新卒社員を採用する企業の場合、入社してから周りの新卒とどのように差をつけようとしているのかが重要です。

新卒社員が成長して戦力になるには、まず同期となる新卒に差をつけ、先輩社員を追い抜かなければいけません。また、同期とどのように差をつけるのかを聞くことで、入社時の意欲の高さも測れるため、面接の際には必ず聞いておきましょう。

これまでに苦労したことや乗り越えた方法を聞く

社会人経験が無い新卒社員が企業に入社した場合、ほとんどの新卒が壁に当たり、さまざまな苦労をしたり悩みを抱えたりします。

中には壁に当たったことに耐え切れずに離職してしまったり、意欲が薄れてしまったりする人もいるでしょう。

そのような人材を判断するには、過去に学業や部活、アルバイトなどで経験した苦労をどのように乗り越えたのかを聞いておきましょう。

過去に壁を乗り越えた経験をしている人材ほど、精神的に成長していることがあるため、将来的に戦力になりやすいです。

自社が求める人材を見極めて効果的な人材採用をしよう

今回は新卒採用において優秀な人材を採用するために、優秀な人材の特徴や見極め方について紹介しました。

新卒採用はただ人材を増やすことが目的ではなく、将来的な戦力となる人材を採用しなければ意味がありません。

そのため、事前にどのような人材を採用したいのかを明確にしておき、優秀な人材を見極めて自社にとって有意義な採用活動をしましょう。