優秀な人材を採用するコツとは?優秀な人材の特徴や面接で見分ける方法とは
【企業の人事向け!】インターンシップを開催するメリットや注意点とは
新卒採用におけるインターンシップは、開催することでさまざまなメリットがありますが、中にはとりあえず開催しているという企業も少なくないでしょう。
しかし、インターンシップを効果的なものにするには、メリットや注意点を把握しておかなければいけません。
この記事では、企業が新卒採用の際にインターンシップを開催するメリットや事前に押さえておくべき注意点について紹介します。
企業のインターンシップ担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターンシップの種類とは
まずはインターンシップの種類について紹介します。
インターンシップにはさまざまな種類があり、それぞれ取り組む内容や目的が異なります。
主な種類は以下の通りです。
短期
短期のインターンシップは、最短1日で終わる「1dayインターンシップ」などが代表的です。
短期のインターンシップの中でも「応募した先着順に参加できる」「参加基準が無く誰でも参加できる」「テストの結果に応じて参加できる」といった3つのパターンがあります。
中期
中期のインターンシップは、およそ2日~1ヵ月程度の期間行うインターンシップです。
企業側から個人やチームでこなす課題を与え、実施後に就活生へアンケートを取ったり優秀な学生の選定を行ったりします。
長期
長期インターンシップは数か月間にわたるものであり、既存社員の業務の補助を行いながら仕事の内容や流れを覚えます。
ある程度慣れてきてからは既存社員と同様の仕事をすることが多いです。
プロジェクト型
プロジェクト型は、学生に対して課題を与えてディスカッションやディベートを行い、学生の発言力や伝達力を図ることを目的としています。
その他にも商品開発や新規事業の提案など、企業にとって新しい発想を求めることも多いです。
主に中期や長期のインターンシップで導入されています。
セミナー型
セミナー型は会社説明会のように自社に関する情報を発信したり、より詳細な内部事情を発信することが多いです。
1度に多くの就活生とコンタクトを取れたり、事前準備のコストが少なく済んだりといったメリットがあります。
主に短期インターンシップで行われている形式です。
インターンシップを開催するメリットとは
インターンシップの種類を紹介したところで、そもそものインターンシップを開催するメリットについて紹介します。
インターンシップを開催することでさまざまなメリットを得られますが、主なメリットは以下の通りです。
就活生の入社意欲向上
インターンシップは求人サイトの掲載では把握できないような、現場のリアルな情報を把握できます。
また、実際の業務の流れや職場の雰囲気を体験し、自身に合った職場であれば入社への意欲が高まりやすいです。
人材の発掘
インターンシップは就活生がより詳細な情報を把握できるだけでなく、企業側が優秀な就活生を見つけやすいメリットもあります。
商品開発やディスカッションなどのワークを課した際、学歴だけでは判断できないコミュニケーション力の把握がしやすいです。
そのため、履歴書やエントリーシートでは判断できないような就活生の魅力が見つけやすく、その後の選考へのスカウトもしやすくなります。
入社前後のミスマッチ防止
就活生が企業に入社してから早期で退職してしまうケースは少なくありません。
主な理由として挙げられるのが、入社前後でのミスマッチです。
入社してみてから「思っていたのと違う」というケースが多く、職場の雰囲気や業務内容など、主な要因は数多くあります。
インターンシップで実際の職場の雰囲気などを体験することで、入社してからのイメージが付きやすくなり、入社前後でのミスマッチ防止がしやすくなるのです。
インターンシップを開催する際の注意点とは
インターンシップはただ開催すれば良いというわけではなく、効果的にするにはいくつか注意すべき点があります。
インターンシップを開催する際は、以下のような点に注意してみてください。
目的を明確にする
インターンシップを開催するにあたってまず考えるべきは、インターンシップを通してどのような結果を得たいのかという点です。
目的が不鮮明なままインターンを行っても、ただ時間や費用を浪費してしまうだけになってしまい、得られる効果は少なくなってしまいます。
そのため、インターンシップを通して「多くの就活生に認知してほしい」「入社前後でのミスマッチを防止したい」「優秀な人材を見つけたい」など、目的を明確にしておきましょう。
情報漏洩の防止
インターンシップは社内の機密情報を扱ったり、独自の戦略について発信したりします。
中でも注意すべきは顧客の個人情報であり、インターンシップ中に誤って個人情報を公開してしまうと、後々のトラブルに繋がりかねません。
そのため、インターンシップでは社外に漏れることでトラブルになりそうな情報は扱わず、社外に後悔しても問題ない情報のみを扱いましょう。
賃金の有無
インターンシップといえど、就活生の貴重な時間を浪費しているため取り組みの内容によっては賃金を支払わなければいけません。
特に中期や長期のインターンシップのように、社内の業務に取り組む場合は少なからず社内にとって利益が出る可能性があります。
賃金を目当てでインターンに参加する就活生は少ないですが、業界や業種の相場を目安にして、適切な賃金を支払うようにしましょう。
インターンシップを活用して効果的な人材採用をしよう
今回は新卒採用におけるインターンシップについて、開催するメリットや注意点について紹介しました。
インターンシップは既存社員の時間も浪費しなければいけない時があり、時間や費用面のコストがかかってしまいます。しかし、将来的に戦力になる人材のためには必要経費といえるでしょう。
そのため、事前にメリットや注意点を把握し、効果的なインターンシップを通して優秀な人材採用に繋げましょう。